プロジェクト概要
高齢化や物流の配達員の不足が課題となっている。一方、近年ではAI技術やロボットの開発技術の進歩が目覚ましい。その中の一形態である「四足歩行ロボット」には、従来の円形の車輪を用いる方法にはないメリットがある。それは段差を昇降できる可能性があるということである。
車輪には構造上絶対に乗り越えることができない高さがあり、それは直径に対する割合に依存する。自然界においても、舗装という概念を持ち込むことが出来た人類か、段差が問題とならない微生物だけが車輪という特殊機構を利用している。
四足歩行に比べてクローラー(キャタピラ)を用いる方式はコストが高く、メンテナンスが難しい。近年目覚ましい発展を遂げているドローン技術には実装及び制御難易度が非常に高いという課題がある。
四足歩行ロボットはこれらの課題をクリアしている。そして3Dプリンタの普及とサーボモータの高性能化で、低コストな四足歩行ロボット機体はより現実味を帯びてきた。本プロジェクトでは、四足歩行ロボットが構造的に段差を昇降することが可能かどうかを調査し、筐体の実装によってその仮説を実証する。
期間
2022年7月1日~2023年3月31日
予算
30万円(Q Group 2022年執行予算):開発費
成果
(実施中)
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